白州12年は、サントリーが製造するジャパニーズウイスキーの代表的な銘柄のひとつです。
白州蒸溜所(山梨県北杜市)で造られるこのウイスキーは、清涼感のある香りと、軽やかな味わいが特徴。豊かな自然に囲まれた環境で生まれる白州12年は、日本のみならず海外でも高い評価を受けています。
ウイスキー好きなら一度は味わってみたい「白州12年」。しかし近年、その価格が大きく上昇しており、手に入れるのが難しくなっています。
なぜ白州12年はここまで高騰しているのでしょうか?また、今後の価格動向はどうなるのでしょうか?
今回は白州12年の価格推移を詳しく解説しながら、定価で購入する方法やおすすめの入手ルートについてもご紹介します。
白州12年の価格推移

公式サイトより。
かつて白州12年は、比較的手頃な価格で購入できるウイスキーでした。2010年頃までは定価約6,000円で販売されており、酒屋やスーパーでも普通に見かけることができました。しかし、状況は一変します。
どうしてこんなことになってしまったのか、その背景を発売時の状況から辿ってみましょう。
1994年の発売当初は安かった
発売当初の白州は以外にも6,000円台と低価格でした。もちろん、当時の物価水準がありますがそれでも今のプレミア価格に慣れきっている私たちからすると信じられない価格ですよね。
2010年代の初めごろまでは、正直そこまで人気がありませんでした。そもそもウイスキー業界自体が低迷期だったこともあり、あまり見向きされていなかったそうです。

うちの親父に聞くと、その当時は白州や山崎がスーパーでごろごろ置かれていたらしいです。うらやましい…
2015年以降の値上がり
2015年ごろからジャパニーズウイスキーの人気が世界的に高まり、白州12年の価格も徐々に上昇しました。
ドラマ「マッサン」の放送をきっかけに日本でもウイスキーがブームに。おそらくですが、インターネットやSNSが普及していたこともあって爆発的に人気が出たのだと思います。
特に海外市場での需要が増えたことが影響し、流通量が減少。さらに、白州12年の原酒不足も重なり、価格が上昇し続けました。

人気が出たからといってすぐに流通量を増やせないのがウイスキーの辛いところですね…
2018年の製造中止と市場価格の急騰
さらに追い打ちをかけるように、2018年5月にはサントリーが「白州12年の販売休止」を発表。これにより市場に出回る本数が激減し、価格が一気に跳ね上がりました。
当時の販売価格は以下のように推移しています。
- 2010年:定価約6,000円
- 2015年:市場価格8,000円前後
- 2018年:販売休止により市場価格が15,000円以上に高騰
この発表後、ネット通販やオークションサイトでは、定価の2〜3倍の価格で取引されるようになりました。例えば、メルカリでは30,000円を超える出品も珍しくなかったほどです。
原酒不足が背景にあるため、どうしようもありませんでした。このあたりから白州12年=高級酒として評価が定まったように感じます。
2021年、待望の再販
2021年3月にはファン待望の白州12年の販売が再開されました。ただし、供給量は限定的で、価格は以前のようには戻りませんでした。
- 2021年:定価10,000円(再販時)
- 2022年:市場価格18,000円前後
再販されたとはいえ、需要の高さから定価で手に入れるのは非常に困難でした。ネットではプレミア価格でもバカバカ売れていたと思います。

私も白州12年の再販の知らせを受けて都内の酒屋さんや大型店を血眼になって探しましたが、ついに定価で手に入れることはできませんでした…
2024年、さらなる値上げ
2024年4月、サントリーは「白州12年」の定価を10,000円から15,000円へと大幅に引き上げました。これにより、市場価格もさらに高騰し、現在では23,000円~25,000円以上で販売されることが一般的になっています。
この価格上昇の背景には、原材料費や物流コストの上昇、そして依然として続くウイスキーブームがあります。
白州12年はどこなら定価で買える?

かつてのCMより。
では、白州12年を定価で購入することはできるのでしょうか?
① ウエルシア・イオンなどの抽選販売
近年、ウエルシアやイオンなどの大手スーパーでは、白州12年の抽選販売を行っています。これは、一定期間内に応募し、当選した人だけが定価で購入できる仕組みです。
例えば、ウエルシアでは年に数回、ウイスキーの抽選販売を実施しており、白州12年がラインナップに含まれることもあります。イオンでも、お酒売り場で同様の抽選販売を行っているので、定期的にチェックしてみると良いでしょう。
② 酒販店での予約販売
一部の酒販店では、事前予約販売を受け付けることがあります。例えば、地元の老舗酒屋や専門店では、会員向けに予約販売を行っていることも。有名なところで言うと酒の「やまや」が行っていますね。
それ以外にも地方の店舗で抽選販売をしているという情報を見かけることもあります。
確実に入手するためには、事前に情報を仕入れておくことが重要です。X(旧Twitter)では抽選販売の情報を専門的に発信している方もいるのでフォローしておきましょう。
③ Amazonでの抽選販売
実はAmazonでもジャパニーズウイスキーの抽選を販売しています。
しかし、いつ当選者が発表されるのか、一体何本放出されているのか、そしてどれくらいの周期で行われているのかが全く不透明です。
Xなどを見ると実際に当選して購入出来ている方がいるので、確率はゼロではないと思うのですが、身の回りでAmazonの抽選に当たったという方は聞いたことが無いです。
④メルカリなどのフリマサイト
メルカリやヤフオクといったフリマ・オークションでも白州12年を定価で手に入れるチャンスはあります。
しかし、こういったサイトではプレミア価格で出回っていることがほとんどです。
悪質な人は中身を入れ替えて販売していたり、空き瓶だけを販売しているなんてこともあるので、私はフリマサイト経由では購入しないことにしています。
⑤ウイスキーくじの1等や特賞を狙う
最近多くの酒屋さんが行っているウイスキーくじの景品で白州12年を狙うという手もあります。
多くの場合は1等や特賞といった枠で白州12年がラインナップされていることが多いです。狙って充てるのは難しいですが、運試しをしてみるのはありかもしれません。
今後の価格予測
今後、白州12年の価格はどうなるのでしょうか?結論から言うとしばらくは下がることはなく、定価で手に入れるのは難しい状態が続きそうです。
① 価格はさらに上がる可能性が高い
ジャパニーズウイスキーの人気が衰える兆しはなく、白州12年の需要は依然として高いままです。また、サントリーは高級ウイスキー路線を強化しているため、今後も定価の引き上げが行われる可能性があります。

サントリーだけでなく他ブランドのウイスキーも値上げが続いているので、急に値段が下がることはまずなさそう…
② 新たな限定品の登場に期待
白州蒸溜所では、新たな限定ボトルがリリースされることもあります。例えば、2021年に発売された「白州 ピーテッドモルト 2021」は、即完売となる人気ぶりでした。
今後、新たな特別版が登場することで、通常の白州12年の市場価格にも影響を与える可能性があります。
まとめ:白州12年は今後も価格が高騰しそう
白州12年は、1994年の登場時は穏やかな価格帯だったものの、世界的なウイスキーブームの影響を受け価格が大きく上昇してきました。2018年の販売休止、2021年の再販、そして2024年の値上げと、価格推移を振り返ると常に高騰の流れが続いています。
もし定価で手に入れたい場合は、ウエルシアやイオンの抽選販売を活用したり、酒販店の予約販売を積極的に狙うのがおすすめです。プレミア価格での購入を検討する場合は、信頼できるショップから購入し、偽物に注意しましょう。
今後も価格は上昇する可能性が高いため、購入を検討している方やどうしても飲みたいという方はAmazonや楽天などでプレミア価格で探してください。現状の目安としては22,000円~23,000円程度なら購入してもいいかなという価格帯です。
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